【拳道会道場/クラブの再開時の感染防止策の指針】

空手道拳道会
2020年6月6日

本指針は5月4日に政府の新型コロナウィルス感染症対策本部において改正された「新型コロナウィルス感染症対策の基本的対処方針」及び同日公表された新型コロナウィルス感染症対策専門家会議の「新型コロナウィルス感染症対策の状況分析・提言」を踏まえ、拳道会の自主的な感染防止の為の取り組みを進めるために作成しました。

1)道場/クラブ再開にあたっての基本的な考え方

道場/クラブの再開にあたっては、上記の基本的対処方針、専門家会議の提言などに基づき対応する事が適当と考えます。
また、各都道府県知事の方針に従う事が大前提であり、自治体が定める社会状況に合わせて、稽古の実施とその具体的な対応を行うことが適切であります。
空手道拳道会においては、各地の状況に沿って道場クラブの活動を行い、以下の対策を適切に講じるべきであると考えます。

2)段階区分

【段階0】

社会的状況:緊急事態宣言の再発令、学校の臨時休校
稽古の指針:道場/クラブでの通常稽古は自粛する。インターネットを活用して課題を与えることや、オンライン稽古を主としておこなう。

【段階1】

社会的状況:外出規制緩和、学校や部活動の1部再開
稽古の指針:参加者間に2メートルの距離を確保。マスク着用。自由組手や約束組手は行わない。気合は出さない。40分程度から1時間以内。稽古は低強度で行うようにする。

【段階2】

社会的状況:学校や部活動の再開、3密のうちマスク着用で密接許可
稽古の指針:参加者間に2メートルの距離を確保。マスク着用義務あり。相手を変えないでの約束組手まで実施。気合は時折出すことを認める。自由組手は行わない。1時間以内

【段階3】

社会的状況:地域(市や特別区単位)で感染者が一定期間(4週間程度)出ない、都道府県をまたぐ移動制限の解除
稽古の指針:具体的な広さ制限は課さないが密集はなるべく避ける。マスク着用義務なし。自由組手の相手は3名以内。気合は出して構わない。出稽古や対外試合は行わない。2時間以内

3)稽古を実施するうえで責任者が為すべきことについて

①参加者名簿の作成すること。
②「稽古再開時の感染予防チェックリスト」の作成と保持
③十分な換気
④感染予防アナウンスの徹底(往復時のマスクの着用と手洗い、うがい、手指消毒の励行)
⑤自身の検温と参加者の検温
⑥毎日の空手衣の洗濯
⑦指導者のマスクの着用

4)会員への要求事項

①稽古場所への往復時には必ずマスクを着用する事(※1)。
②以下の事項にあてはまる場合は参加を控えて頂くこと。
    □体調に異常がある
発熱、咳、咽喉痛、鼻詰まり、風邪に似た症状、全身の倦怠感、味覚及び嗅覚異常などがある。
    □新型コロナウィルス感染症陽性とされた方と濃厚接触がある。
    □同居家族や身近な知人に感染を疑われる方がいる。
    □過去14日以内に政府から入国制限、入国後の経過観察を必要とされている国、地域への渡航歴がある。または当該在住者との濃厚接触がある
③参加時には必ず手指消毒をすること。
④タオルを持参して、手洗い時に自分のタオルを使う事。
⑤見学は密集を避ける観点で極力控える事。
⑥可能な限り自宅から稽古衣を着衣して道場に来る事。
(※1)気候の変動に伴い随時厚生労働省や自治体の方針を確認してください。

5)施設管理について

①入口に手指消毒薬を設置する事。
②手洗い場所
・手洗い場所に石鹸(ポンプ型が望ましい)を用意する事
・「手洗いは30秒以上」などの掲示を行う事
・手洗い後に手をふくためのペーパータオルを用意すること。
③更衣室、休憩スペースの広さにゆとりを持たせること。それが難しい場合は、一度に入室する利用者の数を制限する事。
④トイレ内の複数の利用者が触れると考えられる場所(ドアノブ、水洗トイレのレバー等)についてはこまめに消毒する事。
⑤稽古用具の管理
・ミットなど使用の場合は事前事後に消毒を実施する事。
・防具類の共用は行わない事。
⑥床の清掃
空手の特質上、裸足で床の上で動きます。万が一を考えた場合、床の消毒と参加者の足の裏消毒が出来ると望ましいです。
汗などで汚れている箇所がある場合は、硬く絞ったモップ・雑巾で拭いた後にきちんと乾燥させるという方法が考えられます。その際、消毒の為に適切な濃度に希釈した市販の塩素系漂白剤を使用する事が可能ですが、使用後にきちんとふき取る事が必要です。ワックスが使用されている床の場合、アルコールは床を白濁させる恐れがあるため、部分的に試してから使用する事が考えられます。
床材の特性に応じた清掃・消毒を行うことが望ましいです。
⑦ゴミの廃棄
鼻水、唾液などが付いたごみは、ビニール袋に入れて密閉して縛り、ゴミを回収する人は、マスク手袋を着用する事が求められます。また、マスクや手袋を脱いだ後は、必ず石鹸と流水で手を洗い、手指消毒をすることが必要です。
⑧共用施設の消毒、共用シャワーの使用禁止

※公共施設や学校施設を使用している場合は施設の感染防止策に従う事とする。

※万が一指導者を含む拳道会会員に新型コロナウィルス感染者や感染の疑いがある者が発生しした場合は、速やかに所轄の保健所に連絡すると共に、拳道会本部事務局まで報告をするようお願い致します。